生ごみ堆肥化 入れ過ぎない方がいいもの(油)

ダンボールコンポストの温度を上昇させる方法のひとつとして油の投入がありますが、過剰な油の投入は避けた方がいいと思います。というのも、出来た堆肥を使う時に植物の生育へ影響を与える可能性があるからです。油分は、分解されなければ根が水分を吸収するのを阻害します。

生ごみ堆肥は、塩分・油分による植物の生育阻害が心配されています。和歌山県の農業試験場の研究結果によると、出来た生ごみ堆肥(乾物あたり)に含まれる油分は0.11~13.79%だそうです。堆肥として使う場合の油分含有量上限は、10%だそうですので、この数値を見ても、過度な油の投入は避けた方がいいとわかります。(参考PDFファイル:生ゴミリサイクル堆肥 の塩分・油分 含量 の上限

ダンボールコンポストの温度上昇の為に、意識的に油を投入しているのでしょうが、「油を100ml投入」と頻繁に書かれているサイトを見ると「そんなに入れて大丈夫?油を直接投入しなくても食品に含まれる油分もあるのに、出来た堆肥がベタベタになりそう・・・」って心配になります。ダンボールコンポストを始めたばかりのころは、温度上昇が楽しくて高温維持に気をとられがちですが、ゆっくりおおらかな気持で続ける事も重要です。ダンボールコンポスト内には、低い温度で活動する微生物もいますので。

一度使った天ぷら油も、ペーパーフィルターで揚げかすをとって、ろ過すれば何度も使えますから、我が家ではダンボールコンポストに油を直接投入する事はほとんどありません。意識的に温度を上げたい時は、米糠(生ごみにまぶす程度)に含まれる油分や、油をろ過した時に出る揚げかすを利用しています。


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