ダンボールコンポスト初心者にオススメの季節

ダンボールコンポストに限らず、初めて生ごみ堆肥にチャレンジしてみようと思っている方にオススメの季節は、秋~春。というのも、夏場は虫が活発に動く時期なので、どうしてもコバエやミズアブ等の被害にあいやすい。初めてのコンポストで悪臭や虫が発生したら、もう二度とチャレンジしてみようなんて思えないくらいにダメージを受けるであろうことが予測されるので、危険性の少ない季節に開始するのが無難。

屋内より屋外の方が、ミズアブなどの虫が寄って来る危険度が増す。又、肉や魚などを投入すると独特の発酵臭がする為、始めのうちは屋内に設置し、野菜や果物の皮・コーヒーのカス・出がらしの茶葉などを少量ずつ投入しながら温度変化や生ごみが分解していく過程、コンポスト内の水分量を確認し、徐々に投入量を増やしていくのがいいと思います。(肉・魚は入れてもよいとされていますが、臭いがきつくなっちゃうので、なるべくなら避けた方がいいかも。)

コンポスト内に、生ごみ処理用の発酵促進剤などを投入する必要はありません。生ごみを堆肥化する為の菌はその辺にいるのでわざわざ加えなくても、自然に増えていきます。それでも早く分解&堆肥化が始まるようにスターターとして種菌を何か投入したいと思うなら、枯葉や腐葉土ひと掴み程度(土でもOK)を投入するとよいでしょう。付着している微生物が役に立ちます。その他、納豆・シイタケ・シメジ・エノキ・ヨーグルト等の菌類、米ぬか、くん炭などが有効です。いずれも入れすぎないように注意。枯葉・腐葉土・土は菌だけでなく虫がもれなくついてくる可能性ありますから、屋内でやる場合は避けた方がベター。

土は市販の物ではなく自然の土の事で、投入するのは土着菌(それぞれの地域に住み着いている微生物)を活かす為です。その土地に住み着いている微生物なので、力価が高く環境に対して親和性が強いらしい。枯葉は微生物の宝庫で、植物の葉は枯れて落ちると、それを分解しようとして微生物が沢山付着するんだって。

米ぬかには脂肪分や栄養分が多く含まれているので、微生物の働きを活発にし、くん炭は、微生物の住みかとなります。微生物が住みやすい環境を作ってあげる事が大切。

はじめからコンポストキャップなどで、虫が入りにくい状態を保つ事。虫が発生してから駆除するのは大変です。