水道代の節約~数字の把握・意識する事~

節水を意識したきっかけ

結婚したばかりの頃は、節水意識が低かった私。共働きで自宅にいる時間が少ないにも関わらず、2ヶ月で30リッポーメートル以上使っていました。それでも水道料金が比較的安い地域に住んでいたおかげで、水道料金は、2ヶ月で2~ 4千円程度でした。そんな私が水道代を気にするようになったのは、引越がきっかけです。九州に引っ越してきて、今までどおり、あまり深く考えずにお水を使っていたら2ヶ月で8,000円超の請求書が届いたのです。これには、さすがに驚きました。私の勝手な思い込みなのですが、水道代って高くて4,000円だと思っていたのよ。しかも使用水量はいつもと変わりない、むしろ少ない位でしたから、8,000円ってどういうこと?何かの間違いだよね???と気分が悪くなりました。そういえば、今まであまり節水を意識してなかったなぁ・・・努力が足りないって事か・・・と気持ちを改め、節水を意識して頑張るようにしました。その甲斐あって、請求書が来るたびに、使用水量はどんどん減り続け、2ヶ月で20リッポーメートル以下になったのですが、それなのに水道料金は7,000円近くするのです。2ヶ月で20リッポーメートル以下だったらそんなに多くはないはずなのに!!と逆切れ気味に、いろいろ調べてみました。その結果、水道料金は市町村など自治体単位で基本料や使用料が違うんだと知ったのです。

家庭内で水を一番多く使う場所を知る

水道代を節約するには、やはり水を沢山使う場所から節水していった方が効果あるだろうし手っ取り早いです。私は、お風呂、トイレ、洗濯、炊事、洗面・その他、の順番で水を多く使うんだろうなと思ったので、お風呂と洗濯に使う水から節約を始めました(←すぐに実行できそうだったという理由もある)。最近になって知ったのですが、国土交通省 水の利用状況-日本の水資源の現状・課題によると、家庭内で水を一番多く使うのはトイレだそうです。(がーん。私が思っていたのとちょっと違った・・・。)

一般家庭における水使用の内訳は、トイレ(約28%)・風呂(約24%)・炊事(約23%)・洗濯(約16%)・洗面その他(約9%)なんですって。家計簿をつけている方は、年間の水道代がわかると思いますので、年間の水道料金に上のパーセンテージをかければ、各場所でどのくらい水道代がかかっているか?おおよその金額がわかります。

住んでいる地域の上下水道の基本料金及び単価を知る

水道代は、基本料と使用量に分けられ、住んでいる地域によって金額や計算方法が若干異なります。表は、東京都水道局の例。

表1:東京都水道局 基本料
メーター口径50mm以上は割愛
(H17.1.1)
メーターのの口径 基本料金
13mm 860円
20mm 1,170円
25mm 1,460円
30mm 3,435円
40mm 6,865円

メーター口径とは、水道管から自宅にひかれている水道管の太さの事で、一般家庭では13~25mmの事が多いようです。水道管の太さが太ければ、一度に使える水の量が増えるので、複数箇所の蛇口をひねった時に、水流が弱くなるということがおきにくくなります。但し、その分水道代の基本料が高くなります。蛇口の数によって、最適な口径が決まっているらしいです。

表2:東京都水道局 従量料金
メーター口径50mm以上は割愛
(H17.1.1)
使用水量 メータ口径
13mm~25mm

1m3ごとの単価
メータ口径
30~40mm

1m3ごとの単価
1~5m3 0円 213円
6~10m3 22円
11~20m3 128円
21~30m3 163円
31~50m3 202円
51~100m3 213円
101~200m3 298円 298円
201~1,000m3 372円 372円
1,001m3以上 404円 404円
表3:下水道料金(1か月分) (H10.6.1)
0~8m3 9~20m3 21~30m3 31~50m3 51~100m3 101~200m3 201~500m3 501~1,000m3 1,001m3以上
560円 1m3ごとの単価
110円 140円 170円 200円 230円 270円 310円 345円

簡単にまとめると、基本料はメーター口径で決まる。従量料金はメーター口径と使った水量で決まる。下水道料金は使用水量で決まるって感じです。

水道料金の計算方法を知る

計算例:メータ口径20mm 2ヶ月で25m3使用した場合の水道料金。水道料金の請求は、2か月に一度ですが、基本料金は1ヶ月ごとにかかります。2か月で25m3利用の場合は、使用水量を1/2にし、1か月分ずつ料金を算出します(例:1ヶ月目=13m3と2ヶ月目=12m3にわける)。

メーター口径20mm・2ヶ月で25m3使用の場合 1ヶ月目
(13m3
←使用水量を半分にし、ひと月ごと計算→ 2ヶ月目
(12m3
A 基本料金 1,170円 1,170円 表1より
B 従量料金 (1~5m3@0円)×5m3 0円 @0円×5m3 0円 表2より
(6~10m3@22円)×5m3 110円 @22円×5m3 110円
(11~20m3@128円)×3m3 384円 @128円×2m3 256円
小計 494円 366円
C 消費税 (1,170円+494円)×5% 83円 (1,170円+366円)×5% 77円
※ 上水道料金合計 1,747円 1,613円
D 下水道料金 (0~8m3一律) 560円 (0~8m3一律) 560円 表3より
(9~20m3@110円)×5m3 550円 (9~20m3@110円)×4m3 440円
小計 1,110円 1,000円
E 消費税 (1,110円×5%) 55円 50円
※ 下水道料金合計 1,165円 1,050円
水道料金(上水道+下水道) 2,912円 2,663円
2ヶ月分の水道代請求額 ┗→ 5,575円 ←┛

水道料金の計算って複雑というか・・・面倒くさい。そのせいか、水道局のHPを見ると、たいてい早見表があります。(参考:東京都水道局 水道料金早見表(2ヶ月)

地域によってこんなに違う水道代基本料

水道料金の基本料・従量料金の単価って住んでいる地域によってかなり格差があります。基本料だけ参考程度に見てみると、東京都水道局と福岡市水道局とでは、ほぼ2倍!も差があるんです。基本料金は、絶対に取られる料金(しかも1ヶ月ごとにかかる!)なので、基本料金が高い地域に住んでいると、使う水量を減らして節約しようにも、限度があるのよね・・・。

表1:東京都水道局 基本料
メーターの口径 基本料金
13mm 860円
20mm 1,170円
25mm 1,460円
30mm 3,435円
40mm 6,865円
福岡市水道局 基本料
メーター口径 基本料金
13mm 1,700円
20mm 2,660円
25mm 6,220円
40mm 21,840円

OCNジャーナル 水道料金を斬る!に、水道料金の高い市町村と水道料金の安い市町村の1位~10位までが載っていました(ご参考まで)。どうして地域によって料金に差が出るのかも書いてありました。水道料金は基本的に住んでいる人全員で割るという形になっているので、人口の少ない地方より東京の方が安いようです。また、節水する人が増えると水道料金が値上げされる事があるそうです。その理由は、水道行政の混乱を斬る!水道料金の悪循環!を読むとわかります。老朽化した水道管の更新など設備にかかり費用は変わらない&節水する人が増え水消費量が減少すると収益が悪化&人口が減少すると1人当たりの負担が増える→水道料金が値上げされるという構図らしいです。だからといって、節水しないという選択肢は我が家にありません。節水せず水道料金が値上げされたら、負担が増えて、やりくりが苦しくなってしまいますもの。節水に努めれば努めるほど料金が上がるかもしれないのか・・・と思うと納得できないような気もしますが、蛇口をひねればいつでも水が出てくるありがたみを噛み締めつつ、なるべく料金が値上げされない事を祈りながら節水に励みたいと思います。

水道代に占める基本料は大きく(何度も言うけど1ヶ月ごとに徴収される!!!!)、ある程度節水していくとどうしても超えられない壁がやってきます。その壁とは、もうこれ以上節約できないっていう壁です。節水を意識したのは、引越がきっかけなので、あのまま引っ越さずにいたら未だに節水意識は低かったと思いますし転勤を機に節水意識が高まったのはよかったのですが、家計簿を見る度にどうしても水道代の項目のところに目がいってしまい、見ていると頭が痛くなってきます(ムカムカするって言った方がいいかも)。

水1L当たりの単価を把握しておこう

とりあえず、自分の家の水1L当たりのおおよその単価を把握しておきましょう。水道局のHPを見れば、1m3当たりの単価は載っていますが、これには基本料や下水道料金が含まれていません。使った使用水量に応じた料金に、基本料・下水道使用料金が加算されて請求書が送られてくるわけですから、全部ひっくるめた形で単価を出すべきですよね?それに水道局のHPに掲載されている単価は、1m3なので、単位が大きすぎていまいちよくわからなかったりします(←私だけ??)

水道料金(基本料下水道料金込み)÷使用水量(m3)÷1,000=1リットル当たりの単価。これで、1L当たりのだいたいの単価がわかります。我が家の場合、1リットル当たり0.26~0.35円の範囲内です。夏と冬では水の使用量が違うため、季節ごとに計算して誤差の範囲を出しました。この単価を使ってトイレ1回流すのにいくらかかっているかとか、お風呂1回入るのにどの位の水を使うか?など、計算する時の目安にしています。水道代に限らず、節約を考える上で、数字を把握する事は重要な事です。我が家は貧乏なので、「数字の把握→考える→改善→数字の把握」を繰り返して、節約に奮闘しています。夫に説明する時も数字で示した方が説得力があるので数字の把握は必要不可欠なのです。