ベルマーク運動は「教育設備助成」と「援助」という2つの目的で行われているため、参加できるのは、幼稚園・保育所・小学校・中学校・高等学校・盲学校・聾学校・養護学校・大学・公民館や福祉施設などです。団体単位で集めたベルマークを整理・集計してベルマーク財団に送ると1点=1円換算でベルマーク預金になり、その預金で学校に必要な設備や教材を購入する事ができます。
個人でベルマークを集めても、1点=1円として自分の物が買えるわけではありませんが、集めたベルマークはベルマークを集めている最寄の学校・公民館、朝日新聞販売店などへ持っていけば、有効活用してもらえます。私は、母親がベルマークを集めているのを見て育ったせいか「捨ててはいけない」という意識が強くて、もう何年もベルマークを集めています。

会社別(番号別)にチャック付の袋に入れておいて、1年に1回くらいの頻度で学校や公民館などへ寄付しています。捨てればゴミ。だけど、チリツモで結構集まるもんなんです。1点=1円として少しでも役立てる事ができるなら、ゴミとして捨ててしまうのは勿体ないと思いませんか?必要な設備や教材にかかる金額をベルマーク預金でまかなって・・・浮いたお金で、子供によりよい教育を受けさせる事ができるかもしれません。
さて、今回言いたいのは、東日本大震災でお金を振込むだけが寄付ではないという事です。自分達の生活もあるわけですから、寄付する金額にも限度があるし、中には被災された方の為に募金をしたいと思っても出来ない家庭もあるでしょう。今まで捨てていたベルマークを集める事で、被災校を助ける事もできるんだよ~という事が言いたかったのです。ベルマークを集めて、自分の子供が通っている学校や住んでいる地域の学校に寄付するもよし、被災校の援助に使うもよし、それはあなた次第です。
個人で集めたベルマークを寄付する方法
- ベルマークを集めている学校や公民館などに持っていく
- 朝日新聞の販売店に持っていく
- アスパラクラブ(朝日新聞の会員制サイト・朝日新聞を購読していなくても登録できる)で、会員専用サイトにログインし、専用送付用紙を印刷して集計を行いベルマークと一緒に送付する
- 「大震災寄贈マーク」と書いてベルマーク財団に直接送る(←期間限定?)
ベルマーク教育助成財団の東日本大震災「緊急友愛援助」募集のページに書いてありましたが、ベルマーク預金口座のない個人やグループで集めたベルマークを震災の援助に寄贈したい場合は、「大震災寄贈マーク」と書いてベルマーク財団に直接送ればいいそうです。
寄贈ベルマークの送り先
〒104-0061
東京都中央区銀座6-6-7
ベルマーク教育助成財団
- ベルマークを協賛会社別に分けて、袋などに入れる
- 送られてきたベルマークの点数を財団がボランティア団体に依頼して集計
- 被災したベルマーク運動参加学校のベルマーク預金口座に預金
- 被災校は、その預金で必要な設備や教材を購入できる
ベルマークを集める時の注意点として、会社別(番号別)に集めるのは、仕訳・集計する人への優しさであると思います(マナーと言うべき?)。私が子供の頃、母親が小学校でベルマークの集計係になった事があるのですが、かなり大変だったと言っていました。ものすごく面倒なんですって。中には「0.5点なんて集めて!」とか「マークが小さすぎる!」とブチブチ文句を言いながら、作業する人もいたとか・・・。せっかく集めたベルマークも、バラバラグチャグチャだったら、ありがたみが半減するどころか殺意を覚えるそうです(笑)。それに、仕訳・集計に手間取ると、換金も遅くなるって事ですからね。
私はアスパラクラブ会員ですが、アスパラクラブ会員が送ったベルマークは、へき地学校や養護学校、災害被災校などへの教育支援に使われるとか。会員になってログインしないと読めないけど、アスパラクラブのベルマークのページに「2007年度中にアスパラクラブ会員分として送られたベルマークは約26万点。ベルマーク教育助成財団で、他の寄贈分と合わせ、新潟県内の中越沖地震被災校19校に、合計100万点を贈った」と書いてありました。2008年には中国・四川大地震、ミャンマー大水害の被災地にも寄贈されたそうです。(ご参考まで)
ベルマーク教育助成財団のHPとベルマーク一覧表(jpg)